冬の間の大仕事! 堆肥作り!

有機農法

さてさて、今は12月。冬真っ盛り。。

さあ、これから里山のパラダイスで、有機農法で野菜をバリバリ作るぞ!と誓ったものの、、この季節から始められるものは限られている。

そして、Janpapaがこの数ヶ月、JAKS Farmで学んだものは、兎にも角にも作り!!

昔、学生自体にバイトしてた弁当屋の店長がよく言ってたのは、「仕事は仕込みが8割!!」

本当に、この言葉の大切さを思い出す。

野菜作りも、基本はその準備が重要であり、準備のあとは野菜の成長をサポートするのみだと考えるなら、この冬に焦ってあーだこーだやるよりも、まずは土づくりの準備をするべきだと思う。

この時期、まずしなければならないのは、堆肥作りだ!

Janpapaがそんなことを考える以前に、農園の先輩方はすでに準備を始めており、Janpapaもその作業にまぜてもらい、堆肥の作り方を教えていただいた。

早速、実戦じゃ!!

さてさて、Janpapaがお借りしている畑はどのくらいの大きさかっていうと。。こんな感じだ。

Janpapaがお借りしている畑

上の写真の赤線で囲んだエリアがJanpapaがお借りしている畑だ。

具体的に言うと、幅約6m×奥行き約20m、、といったところだろうか。

別の言い方をすると、幅約70cm、長さ約6mの畝が、17本並んでいる。

で下に写っている竹で囲んだエリアが、「堆肥塚」と呼ばれる堆肥を作る大きな容器みたいなものだ。

で、この大きさの畑に使う堆肥に何がどのくらい必要なのか?と先輩方に尋ね、ざっくりとまとめるとこんな感じだ。

  • 落ち葉  おっきな袋で20袋程度。
  • 米糠   15Kg程度(もっと使っても良い。好みで増減)
  • 鶏糞   30Kg程度(大きな袋2個分。これも好みで増減)
  • 剪定枝堆肥   たくさん。。大きなタライで10杯くらい??                                

ご覧の通り、かなり大雑把な感じであるが、明確な基準があるわけではなく、ほぼ全て好みで増減しても良いらしい。

まず最初に取り掛かったのは、落ち葉拾いだ。

公園で落ち葉をかき集める姿
ガラ袋に落ち葉を描き込んでギュウギュウに詰め込んだ状態

狙い目は、分解が早いと言われる落葉広葉樹の葉。クヌギやらブナやら、そんな葉っぱだ。

カブトムシが多い森や公園の落ち葉なら間違いないだろう。。

ということで、そんな木がいっぱいあって、この時期わんさか落ち葉が積もる、近所の公園に行ってみた。

管理人さんにお断りをして、作業を開始!

袋はちょっと頑丈な、工事現場で廃材を入れるような用途で使う、「ガラ袋」(90L)を10袋ほど用意。

落ち葉なんてのは、いくらでもギューっと圧縮できるわけで、詰めても詰めても袋に吸収されていくので、、、ガラ袋にギューギューに詰め込むと、それだけで結構な重量になる。

車に詰め込むのだって、10個で限界って感じだ。。

つまり、合計2回、落ち葉回収にいった。(共同農園の作業も入れると、合計3回)

この作業、とっても疲れるんだけど、落ち葉ってなんか懐かしい匂いがする。

この歳になって、こんなに落ち葉に包まれることなんてないし(泥酔して朝起きたら落ち葉に埋まっていたことはあったが、あれは最高に気分が悪かった)、何より季節を体全体で感じることができるわけで、何とも清々しい気持ちになる。。不思議なもんだ。。

次は、米糠と鶏糞。

鶏糞と米糠

緑の袋が15Kgの鶏糞だ。Janpapaはこいつを2袋使った。

鶏糞はコメリが安い!と先輩に教えていただき、コメリにGO!だ。

確かに安い。。一袋130円くらいだったかな。

ちなみに、匂いは、、、そんなに不快な匂いはしない。発酵済み、だからかもしれない。

右の袋が、米糠15Kg。

農園の先輩方のネットワークで入手したモノを1袋譲っていただいた。

人生で、米糠なんて買ったことないので、どこで売ってるもんだか知らなかったけれど、精米をしているお米屋さんに注文すると売ってくれるらしい。

米糠って、触りごごちもよくて、匂いもいい。こりゃ栄養がありそうだ。

だけど、この冬の時期は、多くの農家さんが堆肥を作り始めることや、コロナの影響で学校給食がなくなり、お米の需要も落ちていることから、精米することが減っており、そんな影響を受けて米糠を抑えることも難しくなっているらしい。。(そんな貴重な米糠を譲っていただいたことに感謝!)

次は、剪定枝堆肥だ。

トラックで、大量に搬入
剪定枝堆肥をアップで撮った写真

さて、この剪定枝堆肥、、何者かと言うと。

Janpapaの住む地域で発生した、剪定された木の枝等々を集め、破砕・発酵させて、堆肥化した土壌改良材とのことらしい。

Janpapaの住む地域では、行政が事業として作製しており、農家や家庭菜園愛好家に安価で供給している。(って言うか、初めて知った。。)

これは、素晴らしいリサイクル事業だと思った。。

剪定枝を通常のゴミとして焼却すれば大量の二酸化炭素が排出されるわけで、焼却せずに堆肥に変え、それで野菜が作られるなら、それがいいに決まっている。

今回、大量の剪定枝堆肥を持ってきたわけだが、発酵済みとあって、スコップを入れてみると、湯気が黙々と立ち込める。。ものすごい、熱い!!

聞くところによると、60℃くらいの熱を持つらしい。

真冬のはずだが、全然寒くないわけだ。こりゃ、冬にもってこいの作業ということで納得!

さてさて、これで材料は全て揃った。

で、この材料を少しずつ堆肥塚に入れ、ぐりぐりとでっかいフォークでかき混ぜる。

その時に水をザバザバと、入れながらかき混ぜる。

水が十分ないと、堆肥の発酵が進まないので、これを忘れてはいけません。

水は、なんだかんだでバケツで10杯以上は入れたかもしれない。

そして、堆肥塚にある程度の量が貯まったら、堆肥の上から踏みつけて空気を抜く。

そしてこれを繰り返し、全部の材料を堆肥塚にギュウギュウに詰め込む。

こんな感じで、材料を混ぜながら、堆肥塚に詰め込んでいく感じ

ちなみに、竹でできてた側面には大きなビニールを挟んでいる。これは、水分や熱が逃げないように、入れたほうが良いとの助言を受けたので入れている。トタンや板的なモノを入れている先輩方もいる。

で、あとはこれにビニールで多いを被せ、おもりを載せたら仕込みは完了だ。

ビニールで覆い、おもりを載せて、仕込みは完了

ちなみに上の写真は、落ち葉がガラ袋10袋分の量である。このあと、さらに10袋を投入して混ぜ込んでいる。

あとは、数週間後に ’切り返し’ という外の中を入れ替える(要はかき混ぜる)作業を実施し(合計3回程度)、6ヶ月程度放置して完成だ。

ちなみに、ちょいと早いが、ちょうど1週間後にスコップを入れてみたのでその時の様子が以下だ。

白いカビが見える。写真には映らないが、もうもうと湯気が!!

この写真のように、葉っぱの腐植が始まっており、黒く変色しているのがわかると思う。

また、この黒い部分に白いモノがいっぱいついているが、これはカビ。

そう、カビが生えて落ち葉を分解しているのだ。

で、この写真には映らないのだが、実は湯気がモウモウと立ち込めていて、近くに立っているとものすごい熱気を感じる。

先輩曰く「こんだけ湯気が出ていれば、うまくいっているよ」とのこと。

さてさて、来年の春ころが楽しみ〜!!

と言うことで、堆肥作りでした!!

ちなみに、堆肥の材料を大量に積み上げて、上に剪定枝堆肥をまぶしたら、ティラミスみたいに見えてしまったので、その写真を共有。

森のティラミス

鶏糞や、米糠が混ざっているので、最高にいい匂いがする(これ冗談ではなく、ほんとに良い匂い)

これがティラミスに見えてきてしまい、美味しそうだ、、と思ってしまうってのは、、、、病気かもしれん。

”家庭菜園病”という。。

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